異業種から物流管理職への転職に向いている仕事・人とは
元ホテルマン 物流管理職:
日吉氏にインタビュー

日吉 晋介氏
「自分の取り組みや考えによって、ひとつの物流センターという大規模な拠点を良くも悪くも変化させられる。そういったことにやりがいを感じられる人に、ぜひ来てほしいです」
ここでは、ホテルマンから転職し、ヒガシトゥエンティワンで物流センター長などを務めた後、現在は営業企画開発部の部長を務めていらっしゃる日吉氏にインタビュー。
異業種からの転職で物流センター長に活かせるスキル、異業種からの転職で苦労した点などをお聞きしました。
異業種からの転職で
活かせるスキルとは
物流BESTROUTE編集チーム:日吉氏はどういった経緯でヒガシトゥエンティワンに入社されたのでしょうか。
日吉氏:元々ホテルマンで、ブライダルとかフロントとか、色んな仕事をしていました。でも結局どれも待ちの営業で、自分から掴みに行くことがあまりなかったので、「それじゃいけないな」と思って家電の営業に転職しました。
物流BESTROUTE編集チーム:全く違う業種ですね。
日吉氏:家電の営業は、一般的には家電量販店に行くのですが、僕はちょっとやり方を変えて、セレクト系のおしゃれな雑貨店や通販会社など、いろんな業界にアタックしたんですね。
その経験は、現在さまざまな業界の方といろんなお話をする際に役立っているかもしれません。
物流BESTROUTE編集チーム:ヒガシトゥエンティワンのセンター長さんのお仕事は、センターの管理、マネジメント、クライアントとのやりとりなど、多岐にわたっているので、どんな経験でも活かそうと思えば活用できそうですね。
日吉氏:そうですね。スキルが無駄になるということはないと思います。ただそれ以上に大切なのは、仕事する上で培ってきたマインドをどう使うかというところだと感じています。
物流BESTROUTE編集チーム:「どんな業界から来て、どんなスキルを持っているか」ではなく、「自分の持っているものをどう活かすか」というマインドが大事だということでしょうか。
日吉氏:その通りです。同僚にも、大手生命保険会社の支社長から転職した人間がいますが、難なく仕事をしています。
今までのスキルや経験をうまくコントロールしているんでしょうね。
「これが役立つ!」というよりも、どんなスキルや経験も、自分の意欲と覚悟次第で活かせる、というのがヒガシトゥエンティワンのセンター長の仕事かなと思います。
大切なのはスキルよりも
「意欲と覚悟」
物流BESTROUTE編集チーム:マインドが大事ということですが、それでも持っていると良いスキルはありますか?
日吉氏:管理職をご経験されていれば、売上管理などの経理的な目線や、マネジメント能力でしょうか。ただ、その経験が浅いからといって「向いていない」わけではありません。
意欲と覚悟がどれだけあるのかと、あとはどんな姿勢で業務に取り組むかという点は凄く大切だなと思います。
物流BESTROUTE編集チーム:0から学び直すという気持ちが必要ということでしょうか。
日吉氏:そうですね。「これが使える」と思って入社しても、意外と使えなかったりもしますので。
やっぱり転職って結構怖いものですから、ある程度意欲と覚悟がないと難しいのかなと思います。
物流BESTROUTE編集チーム:どんな転職だとしても、それは一緒ですよね。日吉氏は、これは役立ったというスキルはありますか?
日吉氏:前職で別の物流会社にいた時、1社目の物流業界の時ですね。会社の体制が変わっていきなり財務経理部に異動になったことがありました。
ずっと輸送の仕事をしていたので、右も左も分からず苦労しましたが、ヒガシトゥエンティワンでは事業所ごとに独立採算性なので、財務経理部での経験や知識がすごく役に立ったことがあります。
物流BESTROUTE編集チーム:本当に何が活きるのか分からないですね。ありがとうございます。
小売から物流に転職

実は、小売店店長と物流管理職の仕事には共通点がたくさんあり、転職におすすめです。
ここでは、小売業界の管理職と物流業界の管理職の仕事の共通点を5つご紹介します。
スーパー店長から
物流管理職に転職
スーパー店長の仕事は、商品や従業員、売上を管理することです。
大規模な複合スーパーと中小の食品スーパーとでは、管理する売り場面積や従業員の人数、扱うアイテム数などが大きく異なりますが、いずれも業務内容は幅広く、責任も重大です。
物流管理職も、スタッフを管理し、売上を伸ばすことが仕事。
スーパー店長からの転職をお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。
ショップ店長から
物流管理職に転職
一口にショップといっても、個人店から大型のアパレルショップなど、業種や店舗のスタイル、従業員の人数、取り扱うアイテム数などによってさまざまです。
ショップ店長の業務では、適切な商品・在庫管理も重要な仕事。
日々変動する在庫に不足がないかを確認し、販売数を予測して追加や在庫の処分などを行います。
ここでは、ショップ店長と物流管理職の仕事の共通点をご紹介します。
家電量販店店長から
物流管理職に転職
家電量販店では、多種多様な商品を扱い、たくさんのスタッフが働いています。
家電量販店店長は、これらすべてを管理し、店舗の売上アップを目指さなくてはなりません。
物流管理職もまた、センター内を統括する重要なポジション。
家電量販店でのマネジメント経験は、物流管理職でも大いに活かせるでしょう。
家電量販店店長と、物流管理職の共通点をチェックしたい方はこちらをご覧ください。
サービス業から
物流に転職

これからご紹介する飲食店店長やホテルマンと、物流管理職に共通点はあるのか?と思うかもしれませんが、規模は違えど人の管理、多岐にわたる業務など、活かせる点は大いにあります。
以下のページで詳しくご紹介致します。
飲食店店長から物流管理職に転職
飲食店の店長の仕事は、店舗全体をトータルに管理することです。
スタッフの管理・教育、売上管理の他に、店舗の衛生管理や照明・音楽などの環境管理、さらにはお客様対応なども行わなくてはなりません。
飲食店と一口に言っても、業態や規模などによって仕事量は大きく違いますが、いずれも業務内容は多岐にわたり、責任も非常に重大です。
ここでは、飲食店店長と、物流管理職の仕事の共通点をご紹介します。
ホテルマンから物流管理職に転職
ホテルを支える仕事には、フロントスタッフやドアマン、ベルボーイ、ベールガール、ハウスキーパー、コンシェルジュ、レストランスタッフやウェディングスタッフなど、さまざまな仕事がありますが、その中でも、ホテルの支配人や管理職のことをホテルマンと言います。
同じサービス業管理職であるホテルマンと物流管理職の仕事には共通点がいっぱいあります。
ホテルマンからの転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。