物流業界で取っておくべき資格とは?
物流業界にはいくつもの工程があり、それぞれの現場でその道のプロが活躍しています。そこで、このページでは物流関係の仕事をする際に持っていると良い資格を紹介。それぞれの特徴や試験の詳細などもまとめています。
物流関係の資格の種類と詳細
フォークリフト運転技能者
物流倉庫での商品の保管や荷役作業の際、フォークリフトを操作するのに必要な資格です。国家資格ではあるものの、合格率は95%程度なので難易度は低めでしょう。
試験内容 |
フォークリフトの操作知識、走行や荷役の操作の実技試験 など |
受験資格 |
18歳以上 |
合格率 |
合格率95%程度 |
費用の相場 |
2~5万円程度 |
危険物取扱者
その名の通り、危険物を扱うのに必要な国家資格です。資格は「甲種」「乙種」「丙種」の3つに分かれており、種類によって扱える危険物が異なります。
試験内容 |
各種危険物の特徴や取り扱い |
受験資格 |
乙種・丙種:特になし |
合格率 |
令和4年度合格率:甲種35.7%、乙種40.2%、丙種51.6% |
費用の相場 |
甲種6,600円、乙種4,600円、丙種3,700円 |
倉庫管理主任者
倉庫内の防災や安全管理、作業員の労務管理を行うのに必要な資格です。資格試験ではなく、講習を修了することで資格取得が可能です。
試験内容 |
なし |
受験資格 |
なし |
合格率 |
講習受講後に全員認定 |
費用の相場 |
担当事務局により異なる |
物流技術管理士
物流技術者や管理者に欠かせない専門知識やマネジメントスキルを証明する資格です。試験の他に講義も受ける必要があるため、物流技術や管理について基礎から応用までまんべんなく学べるでしょう。
試験内容 |
物流技術者・管理者に必要な知識・技術 など |
受験資格 |
物流実務経験2年で物流の基本用語を理解している人 |
合格率 |
70%程度 |
費用の相場 |
一般605,000円(協会会員495,000円) |
通関士
輸出入品の税関処理などを行うための国家資格です。受験資格は特にないため、試験に受かれば誰でも通関士として活躍できます。
試験内容 |
通関業法、関税法などに関する法律 ほか |
受験資格 |
なし |
合格率 |
令和3年度合格率:16.9% |
費用の相場 |
3,000円 |
貿易実務検定
貿易実務に関する十分な知識と技術を証明できる資格です。数ある貿易関連資格の中でも比較的認知度が高いため、現場ではなく管理職ポジションを狙っている人にも向いています。
試験内容 |
貿易実務知識、英語力 など |
受験資格 |
なし |
合格率 |
A級(令和3年10月)42.4%、B級(令和4年7月)48.6%、C級(令和4年10月)60.8% |
費用の相場 |
A級12,760円、B級7,480円、C級6,270円 |